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2010.05.05 Wednesday

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エピソード16:死闘!ソロモン海(後編)
2010.05.05 Wednesday 15:13

宇宙世紀0079・・・11月30日??

宇宙世紀0079 11月30日未明・・・・・・
ソロモン近海へ偵察任務に出撃した、アナベル・ガトー率いる第302哨戒中隊のMS部隊は、連邦軍の特殊偵察部隊を撃破した。
だが、その空域に護衛艦、ペガサス級ブランリヴァルから偵察部隊の救援に出撃してきたG3ガンダムの強化試験機G3−ZEROが現れ、ガトー達MS部隊は瞬時にランドルフ中尉のリックドムを撃墜される。
偵察部隊との戦闘で、武器弾薬を使い果たしたガトーの部隊は、一転窮地に立たされた・・・・・

時に、宇宙世紀0079・・・・11月30日のことである・・・・・


リックグフのモニターには、ビームの粒子が凄まじい勢いで迫ってきていた・・・・
ガトーは反射的に機体に制動機動をかけ、シールドでガードしながら回避機動に転ずるも、既に遅かった。
いかにガトーと言えども、この距離と体勢では、完全にかわすことなどできない。
戦艦クラスに匹敵する強力なビームは、シールドをあっさり貫通し、リックグフの左肩口をも貫いた・・・・


 (このリックグフのCGは、Salassa GUNDAM WorldのMitsuさんに制作して頂きました!)

次の瞬間、リックグフの左腕がショルダーアーマーごと吹き飛ばされた。

”ドウーーーーンッ!!”

直後、コクピット内を激しい衝撃が襲い、計器の一部がスパークして火花が飛ぶ!



「くっ・・・ぬかったぁ!!」
←(クリックするとガトーの名セリフが聞けます)

さらに回避機動に転じているガトーの機体に、容赦なくビームの斉射が襲いかかった!


”デュフィフーン!!デュフィフーン!!”   


機体のいたるところをビームがかすめ、装甲が焼かれていく・・
緊急回避機動のため機体が高負荷にさらされ、ガトーの体にも凄まじい加速Gがかかる・・・

「ぐっ・・・・・・
ぬおぉぉぉぉっ!」




「たっ大尉ぃッーーーー!」
カリウスがガトーの危機を救うべく、G3-ZEROの真下へ回り込み、ジャイアント・バズで狙撃を試みるが・・

”ズドゥン!!”←(クリックすると効果音が鳴ります


G3-ZEROのコクピットに、高熱原体接近の警報音が鳴った。
”ピピピッ!!・・・・・”


ラルク・フラット
「むっ!!・・・・・下かっ!」
ラルクはバズの砲弾をあっさりかわすと、瞬時に下方にいるカリウスのリックドムに牽制の射撃を放つ!

  ”デュフィフーン!!”

ビームはカリウスのジャイアント・バズを直撃し、バズごとリックドムの右腕を吹き飛した!

          
”ドウーーーーンッ!!”



「うわぁっ!・・・・・」

だが、ラルクがカリウス機に一瞬気を取られたその隙をガトーは見逃さなかった。
決死の覚悟で再びG3-ZEROへ斬りかかる!




「まだだぁぁああー!!


(このリックグフのCGは、Salassa GUNDAM WorldのMitsuさんに制作して頂きました!)


「!!何だとっ!!・・・・くっ!!」

ラルクは咄嗟にシールドで防御する・・・
巨大な赤熱した剣は、シールドを真っ二つに切断した!

   
”ザンッ!!”
間髪を入れず、ガトーのリックグフの回し蹴りがG3-ZEROの腰を直撃する!!

   
”ガツッ!!”
キックの衝撃で飛ばされるG3-ZERO。
だが、ラルクはその体勢から返り討ちのビームを放った!

   
”デュフィフーン!!”
ビームはガトー機の左スネを貫通。
リックグフは左足ヒザ下をも撃破されてしまう。

   
”ドウーーンッ!!”

ガトーは再び激しい衝撃に耐えながら機体を制御する・・・
「!!ぐっ・・・・・・」

ラルクは再びリックグフを狙撃しようと、操縦桿のトリガーを引いた・・・・・
だが、ライフルの先端は力無く発光しただけで、ビームは発射されない!!

「!!・・・・・・・こんな時にっ!」

プロトタイプの高出力ライフルはエネルギーとして封入されている、圧縮されたミノフスキー粒子の状態が不安定な面が完全に解消されていない。
そのため、発射可能な弾数にはバラツキがあったのだ・・・・・・

ラルクもバックパックからビームサーベルを引き抜く・・・・・
ガトーのリックグフは、左肩、脚の破損部からスパークをチラつかせながらも剣を構え対峙していた。

情勢は、圧倒的にラルクの方が有利だ・・・・・

だが、左腕、脚部を大破しながらも、まったく闘気が失せないあの青い敵機のパイロットに、ラルクも戦慄を覚え始めていた。


「・・・・・・・・・・」
カリウスは傍観する他はなかった。
2機の戦闘に、自分が割り込む余地がないからだ・・・・・・
ジャイアント・バズを失った状態では、援護すらできない。
対峙するリックグフとG3-ZERO・・・・・





「どぅあぁぁぁーーーー!!」

ガトーが再度仕掛けた次の瞬間、両機の間に強力な火線が割って入った!!
G3-ZEROのビームライフルと同等以上の強力なメガビームである。
ガトーのリックグフはそのビームに阻まれ、立ち往生した。
「むっ!??・・・・・・・」




「!!・・・・・・・・・・・・・」
それは、電気系のトラブルで遅れて出撃してきたルース中尉機、ガンキャノンIIのビームキャノンの火線だ。



ルース・カッセル
「ラルク!大丈夫かっ!!」

「!!ルース中尉・・・・・」

ガトーのリックグフの索敵センサーには、戦闘空域に急速接近してくる光点が2つ映し出された。ガンキャノンIIとブルース・ギャレット中尉のジム・スナイパーIIの2機である。



「!!・・・・・くっ・・馬鹿な!・・・・」

さすがのガトーも、この状況では撤退するしかない・・・・・
たった1機のG3-ZEROの出現で、形勢が逆転されてしまったことに、ガトーはかなりのショックを受けていた・・・・・・
しかも、あきらかに連邦軍のパイロットはMSの実戦に慣れていないのだ・・・
にも関わらず、勝てなかった・・・
そう逡巡している間に、リックグフを射程距離に入れたジム・スナイパーからも牽制射撃のビームが来る!



「大尉!!・・・・・・・」
カリウスの声で我に返ったガトーは機体を後退させ、リックドムと合流する。
ガトーは断腸の思いで撤退を決意した。

「撤退するっ!!・・・・・」

「ドムに掴まって下さい・・・・」

「すまん・・・」

カリウスはガトーのグフが接触すると同時に、胸部の目くらまし拡散ビーム砲を照射した!
凄まじい閃光がラルク達MS隊のモニターを一時的に使用不能にする。
そして数秒後・・・光が消えた後、ジオンの機影は視界から消えていた・・・・
だが、ラルクのG3が装備している広範囲センサーには、戦闘空域から急速に離脱して行く二つの光点がまだ捉えられていた・・・・



「!!逃がすかっ!!」

そう叫ぶと共に、スロットルペダルを踏み込もうとしたラルクだったが、それをガンキャノンIIのルースが割って阻止した・・・・・



「待て!!場所をわきまえろ、ラルク!」

「しかし、奴らはカシオペアを・・・」

「我々の任務は偵察だ・・・忘れたか!」

ルースがラルクを窘めてる間に、戦艦ブランリヴァルも戦闘空域に到着していた。
ドルフ艦長から通信が入る・・・・・



ドルフ艦長
「ラルク少尉!・・・・・・ルース中尉の言うとおりだ・・・・・
直ちに帰投しろ・・・・これは命令だ。」

感情を抑えきれないラルクは艦長に向かって訴えた。
「艦長!カシオペアのクルーは、全滅したんですよ!!」

ドルフ中佐もラルクの気持ちがわからないわけはない・・・・
だが、ジオン軍に探知されてしまった以上、すみやかにこの空域から離脱しなければならない・・・
一刻を争うのだ・・・・ドルフ中佐は心を鬼にして叱責した。

「ラルク少尉!!
我々の任務は、カシオペアの収集した情報を無事ルナツーへ送り届けることだ・・・・
ここは敵の拠点ソロモンの近傍なのだぞ!
恐らく、モビルスーツが発進した艦隊もこちらへ向かってるはずだ・・・・・
ソロモンからの艦艇も発進しているかもしれん!・・・ブランリヴァルたった1隻で何が出来るというのだ!!
もし、我々までやられてしまったら、カシオペアのクルーは、無駄死にになるのだぞ!!」

ドルフ艦長のその言葉に、ラルクはハッと我に返り、力無く返答した・・・・

「!!・・・・・・・・・・了解・・・・・・・」

ドルフ中佐は、通信を切ると即座に指示を飛ばした!

「モビルスーツ隊収容後、180度回頭!

最大戦速でこの空域より離脱する!



「ハッ!!」

ほどなくテールノズルから、強大な閃光を発してブランリヴァルはソロモン海域を後にした。
ガトーとカリウスを収容したグワメル艦隊がそこへ到着したのは、それから10分以上経過してからである・・・
カシオペアに戦闘時散布されたミノフスキー粒子の濃度が高かったために、ガトー達を回収するのに手間取ったからだ。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
グワメル艦隊の旗艦、ムサイ級グワメルでは、ガトーがブリッジの窓辺にたたずみ、静かに宇宙を眺めていた・・・

索敵オペレータが、刻々と状況報告をする。
「熱源、金属反応なし・・・・
ミノフスキー粒子の変動から割り出した、敵の予想逃走針路です!!」

艦内の大型モニターには、敵艦の予想航路が表示される・・・・
艦長はガトーに促すように尋ねた。

「ガトー大尉・・・・・・・・敵艦を追撃致しますか??」
ガトーは宇宙を眺めたまま振り返らず、それに応えた・・・・



「・・・・・・・・・・・ソロモンに帰投する・・・・・・」

「ハッ!・・・・・」

ガトーは艦長に応えた後、ブリッジをあとにした・・・・
数時間後、グワメル艦隊はソロモンに帰還。
下艦後、すぐにドズル中将から出頭命令を受けたガトーは、作戦司令室へ向かった。
部屋へ入室すると、ドズル中将が出迎える。



「ご苦労だったな、ガトー!」

ガトーは敬礼と共に踵を合わせ、ドズルに詫びた。

「ハッ!!閣下!・・・・・・申し訳ありません。
連邦の鼠を取り逃がしました・・・・」

丁重に詫びるガトーを豪快に笑い飛ばしながらドズルは・・・

ガハハハハッ!
マゼラン級撃沈、モビルスーツ3機撃破・・・・良い戦果ではないか!・・・・・・・」

「しかし・・・閣下・・・・」

ドズルは椅子に座り直すと腕を組み、神妙な面もちで話し始めた・・・

「うむ・・・地球上の我が軍の戦力は、もうすでにズタズタだ・・・・
偵察部隊が、ここソロモン宙域まで来ているということは・・・
連邦の奴らが宇宙(空)へ上がって来るのも、もはや時間の問題だろうて・・・
だが・・・連邦の子わっぱどもにこのソロモンはやらせはせん!・・・・・・
では、後で詳しい報告書をあげよ・・・・休め・・・」



「ハッ!!閣下!・・・・・それでは・・・」

ガトーは再び敬礼すると、司令室を後にした・・・・


一方、それから数日後、連邦軍第18独立戦隊のペガサス級強襲揚陸艦ブランリヴァルは帰還途中、ジオン軍のパトロール艦隊に補足されることなく無事ルナツー空域に到着しつつあった・・・・


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
宇宙世紀0079 12月2日・・・
地球連邦軍第2連合艦隊はジャブローから発進。
一方、それに先駆けて地球連邦軍第13独立戦隊、ペガサス級ホワイトベースはジャブローを出航していた・・・・
ジオン軍の目を第2連合艦隊であるティアンム艦隊から遠ざけるための囮として。

        ・・・・・・・宇宙での戦いの火蓋が、再び切られようとしている・・・・・・・

-エピソード 16 END-

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