スポンサーサイト
2010.05.05 Wednesday

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | - | - | - | pookmark |
エピソード10:R-1の鼓動
2009.10.28 Wednesday 10:03
JUGEMテーマ:機動戦士ガンダム 二次小説


宇宙世紀0079・・・10月20日??


宇宙世紀0079 10月20日・・・・・・・
高機動型グフの試作機、R−0がソロモンへ到着してから10日が過ぎていた・・・・・
R−0をソロモンまで運んできた第8パトロール艦隊、ジョニー・ライデン少佐は、再び哨戒任務へ戻るため、すでにソロモンを出航していた。

エリオット・レム中佐から託された、このYMS-07R-0は、ここ、ソロモンで新たに生まれ変わろうとしている・・・・・


第302哨戒中隊隊長のアナベル・ガトー大尉はいつもの定時哨戒任務終了後、一人ソロモンの工場区画へ向かっていた・・・・
例の高機動型グフの改修の進行状況がやはり気になるのだ・・・・・

工場区画内の研究室に着くと、ガトーはR−0改修担当責任者の技術将校大尉を捜した・・・
彼は、研究室のコンピュータルームでなにやら調整しているようであった。
ガトーは、静かに部屋へ入室すると、声を掛ける。


アナベル・ガトー
「大尉・・・・・・・
改修作業は進んでいるか?」」

技術士官はパソコン端末に向かっていた作業の手を休めると、振り向いてガトーに答えた。

技術士官大尉
「ハッ!ガトー大尉、いいところへいらっしゃった。
今、丁度スラスターシステムのプログラムをしているところです。
後程、大尉にもご説明しに伺おうかと・・・・・・」

ガトーは腕を組んで端末の傍らからモニターを覗き込むんで士官に質問した。
「うむ・・・で・・・・どうなのだ?」


「ハッ・・・・・・順調であります。
レム中佐の素案に加え、我がソロモン技術部でも色々とチューニングを施そうということになりまして・・・」


「時間の方は・・・・・・大丈夫なのか??・・・・・」


「ハッ、大丈夫です!それほどかかりません。
スラスター・エンジン燃料制御システムのプログラムを変更するだけですから・・・
こちらをご覧下さい。」

技術士官は、R−0の改修設計図面をコンピュータ端末のモニターから部屋の壁面にある大画面モニターへ転送する・・・・・
画面には、”R−1プロジェクト”という文字が浮かび、機体の図面が映し出された・・・・・・


高機動型グフ改修機、YMS-07R-1 ”リックグフ”です。」


「!!・・・・・リック・・・・・グフ?!!・・・・・」

技術士官
「はい・・・R−0は基本的には陸戦用・・・それを完全な空間戦用へ再設計されています。
レム中佐の改修案は、高機動タイプの欠点の克服と長所をさらに伸ばすことにあります。
戦闘稼働時間及び航続距離を改善するためモビルスーツ用の追加プロペラント・タンクの装備。
長所である機動力を強化するためのスラスター増設が主な改修点なんですが、ちょっといい考えが浮かびまして・・・・・・」


「考えとは??・・・・・・・・」


「ハッ、R−0のスラスター・システムは基本的に、MS−06R−2・・・高機動型ザクと同じモノなんですが、陸戦用の機体ということで、地球の重力圏での運用を想定して、ロケットの燃焼効率を改善し、R−2ザクと同じ推力ながら、推進剤の消耗を抑えた改良型です。
しかし、このR−1は宇宙戦用で、プロペラント・タンクが装備されるので、推進剤には余裕ができます。 そこで、推進剤の消費率を従来のR−2ザクの数値へ戻すことによって、推力を増大させることが可能です。
私の計算では、R−2タイプのザクより15%から20%ほど推力を強化できるはずであります。」

それを聞いて、ガトーは嬉しそうに微笑した。

「ほう・・・・・・そいつは面白そうだな・・・・・」

技術士官
「それと・・・・・・
実はここの兵器開発部からも、試作中のモビルスーツ用武装も、ぜひこの機体で試してみたい
と申し出がありました。」


「新しい武装か!・・・・・」


「ハッ・・・・ご覧になりますか?・・・・大尉。
R−1と新装備を・・・・・・・」


「うむ・・・・・・見せてもらおうか・・・・」


「ハッ!では・・・・・」

二人は研究室から、MSファクトリー・スペースへ向かう。
広大な要塞内のファクトリー・スペースに入ると、多数のMSが調整や修理をしていた・・・・・
その一角へ、技術士官は、ガトーを案内した。

「こちらです・・・・・」

そこには、急ピッチで組み立てられている、高機動型グフの改造機”リックグフ”と、運搬トレーラーの上に載せられているマシンガンがある・・・・
グフの機体は、すでにガトー専用のパーソナル・カラーに塗り替えられ、外装の改修はほぼ完成していた。
そしてマシンガンは、上部の円形マガジンはなく、サイトスコープや、銃身部分が従来のザク・マシンガンとは異なっていた・・・
ガトーは、そのマシンガンをみて驚きの声を上げる・・・・・・・

「こっ・・・これは!?・・・・・・」



技術士官が、試作タイプ装備の説明をする。

「ザク・マシンガンを改造強化した、R−1専用マシンガンであります。
狙撃にも対応出来る、高精度の新開発サイトスコープを装備しています。
弾丸には、特殊強化鉄鋼弾を使用できます。」


「強化鐵鋼弾?・・・・・」

技術士官は使用弾についての説明を始める。

「ハッ・・・・元々、対人兵器でないモビルスーツの弾丸は鐵鋼弾ですが、報告されたデータでは連邦軍モビルスーツの装甲は、従来のザク・マシンガンでは効きません。
そこで、弾頭先端部分をさらに鋭く尖らせ、弾頭の部分の材質には、ヒートサーベルの刃先に使われているものと同じ高硬度の超高張力鋼を使用しております。
貫通力は、通常のザク・マシンガンの数倍にもなります。」

「それは、すばらしいな・・・・・・・
で・・・・完成まであとどれくらいだ??・・・・・・」


「ハッ・・・・・あと1週間もあれば・・・・・」
ジャイアント・バズも試作強化タイプを開発中とのことであります。」

ガトーは大きく頷いた
「うん・・・・・・よろしく頼む。
完成を楽しみにしているぞ。」


「ハッ!・・・・・では、自分はプログラム修正の続きに入りますのでご覧になっていて下さい。」

技術士官は、敬礼してそう言い残すと、再び研究室の方へ戻っていった。

R−1リックグフを眺めるアナベル・ガトー・・・・・・・
そこへ一人のパイロットが現れた・・・・・・
同じく第302哨戒中隊所属のカリウス曹長である。


カリウス曹長
「ガトー大尉・・・・・
ここに居られたのですか。」


「カリウス・・・・・・
こいつが、気になってな・・・・・」

カリウスもリックグフを見ると、感嘆の声をもらした・・・

「これが・・・ライデン少佐がグラナダから持ってきた例の機体ですか・・・・・
それにしても・・・・なぜ少佐は、この機体をご自分の乗機に上申しなかったのですかね??・・・」

カリウスのその問いに対して、ガトーはしばらく間をおいてからフッと笑って答えた。

「おおかた色が気に入らなかったのだろう・・・・」

カリウスはその言葉の意味がわからなかったが・・・
「?・・・色???・・・・」

ガトーがボソっと続けた。

「赤じゃない・・・・・」

最初のガトーの答えに合点がいかなかったカリウスだったが、ガトーのその言葉を聞き、
納得して大笑いした。

「!!・・・ハハハハハ・・・少佐らしいですね・・・・」

ガトーもそのカリウスの反応を見て苦笑した。
「フフフ・・・・・」

その頃、哨戒任務に復帰していたジョニー・ライデンは・・・・・

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


ジョニー・ライデン
ハッ・・・・ヘェーーーーーーックション!!
うっ??・・・・・誰かうわさしてるのか???!」

くしゃみをしているのであった・・・・(;^_^A

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


    


「ところで、この機体は量産されるのでありますか??」


「どうかな・・・・・・・1週間程前にグラナダで、R−2ザクとプロトタイプ・リックドムとの競合テストを行っていたようだが、その結果次第だろう・・・・・・」

カリウスが思い出したようにつづける・・・

「ドムと言えば、閣下が数日前にランバ・ラル隊のために、3機地球へ送ったそうですが・・・・
ラル大尉のグフは、例の白いモビルスーツに墜とされたとの噂もあるようです・・・・」

ガトーはそれを聞いて、そんなことはありえないと思い、カリウスについ強い口調で言ってしまう。

「・・・・・あの蒼い巨星が・・・・・・
にわか造りの連邦モビルスーツなどにやられるなど・・・・
あろうはずがない!」

ガトーは、カリウスのその言葉に少々気を悪くしたようだ。
すかさず、カリウスは謝った・・・


「!!・・・・・・ハッ!・・・・申し訳ありません・・・ガトー大尉・・・・・」

「・・・・・・・戻るぞ・・・カリウス!」

ガトー達は、工場区画をあとにし、戻っていく・・・・・・・

一方、地球ではカリウスの言った通り、ランバ・ラル隊はホワイトベースとの戦闘でモビルスーツを失い、消耗していた・・・・・

ドズル中将は局地戦用重モビルスーツ、ドムを補給のため地球へ送った・・・・・

だが・・・・・・・・・・・・・・・

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

砂漠で待機するランバ・ラル隊の陸戦挺ギャロップ・・・・・・・・
重モビルスーツ、ドムを受け取るためであった。
だが、予定時刻を過ぎているというのに、補給船がくる気配がない・・・・・


ランバ・ラル
「ポイントA-13・・・・・・間違いないのだな・・・・・」


クランプ
「はあ・・・・・・・・・・」

ラルは苛立ちを覚えながらつぶやいた
「30分は過ぎておる・・・・・・」

その時、上空から降下してくる機影が見えてきた・・・・・
光がラル達の方へ、向かってくる。


クラウレ・ハモン
「あなた・・・・・光が・・・・・・」

ラルはそれを見て様子がおかしいことに気づき始めた。

「・・・・・・いや・・・あれはマ・クベの部隊の者だ・・・・・
くっ・・・ドムは届かぬと言うのか!・・・・・」

連絡機が着陸し、マ・クベの部下ウラガン中尉が降りてきた。
ドムが補給船もろとも撃破されたと・・・・・伝えるために・・・・


ウラガン中尉
「ハッ、まことに残念です。我がマ・クベ部隊の援護も間に合わず、中央アジアに入る直前で、補給船は撃破されて、ドムは・・」


「・・・・・・・いや・・・・
このランバ・ラル、例え素手でも任務はやりとげてみせると、マ・クベ殿にはお伝え下さい。」

ザビ家の長女、突撃機動軍少将キシリア・ザビの謀略によって、ランバ・ラル隊にドムは・・・・・・
届けられることはなかった・・・・・

そして・・・・地球連邦軍では、いよいよオデッサ作戦発動に向けて部隊編成を急ぐ・・・・・・・
目的はユーラシア大陸黒海沿岸の公国軍基地を壊滅させ 地球からの鉱物資源の打ち上げを断つ事である。
連邦軍はこの作戦に陸上戦力の約3分の1を投入する大規模な作戦であった。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ザビ家内の覇権争い、さらにガルマ・ザビ大佐が、ホワイトベースとの戦いで戦死したことも加わって、地球でのジオン軍指揮系統は、統率力を失いつつある・・・・・・


     ・・・・・・戦場が再び宇宙(そら)に戻る気配が、忍び寄って来ていた・・・・・・・・


 -エピソード 10 END-

TO BE CONTENUE




面白い!っと思って頂いた方は、下記ランキング応援お願い致しますm(_ _)m

にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へにほんブログ村 アニメブログ ロボットアニメへにほんブログ村 小説ブログ SF小説へ

               

| 0079stdp | エピソード(ストーリー) | - | - | pookmark |
スポンサーサイト
2010.05.05 Wednesday 10:03
| スポンサードリンク | - | - | - | pookmark |