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エピソード9:新たなる力
2009.10.17 Saturday 22:55


宇宙世紀0079・・・10月11日??


グラナダを出航してから、6日目・・・・・
哨戒任務に復帰した第8パトロール艦隊・・・・・・
通常任務に加え、プリムス艦隊の本拠地でもあるソロモンに新型試作モビルスーツ、グフ高機動型を届けるという任務もあり、ソロモンへ向けて航海していた・・・・・

途中、連邦軍の輸送艦隊に遭遇、連邦軍の開発した新兵器、ボールの出現により、予想以上の苦戦を強いられたが、プリムス艦隊を出迎えるため、サイド5空域に来ていた第302哨戒中隊が戦列に加わり、連邦軍艦隊に壊滅的な損害を与えることができた・・・・・

だが、ジョニー・ライデンとアナベル・ガトーは、連邦軍のモビルスーツを初めとする新兵器開発技術が予想以上に進んでいることを思い知らされるのだった・・・・・



ライデンとガトーは新型試作モビルスーツ、グフ高機動型を見るために、プリムス艦隊旗艦プリムスから2番艦プリウスへスペース・ランチで乗り移るところであった・・・・・・・
プリウスの艦尾MSデッキが開き、ランチがデッキに着艦する。
そして、フライトデッキのハッチが閉じられ、しばらく間をおいてモビルスーツ・ファクトリーへ通じるハッチが開かれると、スペース・ランチが整備区画へ入っていった。


ジョニー・ライデン
「あれが、そうだ・・・・」

ランチの窓越しにライデンは、モビルスーツ・ファクトリーの奥を見るようガトーを促した。



アナベル・ガトー
「ほ〜う・・・・・あの青い機体が・・・・・
私も、陸戦タイプのグフは図面でしか見たことがなかったのですが・・・・」

ライデンは、にやっ( ̄▽ ̄)と笑うと、ランチのエンジンを停止させてシートベルト外しながら言った。

「ソロモンまでは、あと小1時間程だ。見学としゃれこもう!」

ガトーもシートベルトを外すとそれに応えた。
「ハッ・・・・・・・」

ランチのハッチが開かれ、二人のエースパイロットが姿を現した。
彼らは、MSデッキ内の奥にあるファクトリースペースへ向かう・・・・・・
そこにはMS−06Fが2機並び、一番奥のスペースにグフ高機動型 YMS−07R−0がその存在を誇示するかのように収まっていた・・・・

ガトーは、その蒼く輝く機体を眩しげに見上げた・・・

ライデンはそのガトーに”いつもの軽口”を叩いてみた。
「どうだ( ̄ー ̄)・・・・・
青物好きのお前好みの機体だろ!・・・・・・・」

ガトーは、ライデンのジョーク混じりの言葉に苦笑しながら応える。

「フッ・・・惚れ惚れしますな。
この状態でも使えるのですか?・・・・・・」


「ああ・・・
バランサーのプログラムは、俺が試乗するときに空間機動用へ書き換えてある。
”このまま”の状態でも・・・・・俺のR−2ザクよりポテンシャルは上かもしれん・・・・・
模擬戦テストでは、あやうくランバ・ラルに墜とされそうになったしな(;^_^A・・・・・」


「あの・・・・ランバ・ラルに??・・・・
では、引き分けだったのですな・・・・・・ラル大尉とは??・・・」

ライデンは、そのガトーの一言に一瞬ギクッ!として話をそらした・・(;^_^A

「(^▽^;)>゛まっ・・・・・まあそんなところだ・・・・・ハハハ(^▽^;)>゛・・・・・(=∇=;|||)・・・
しっ・・しかし、連邦軍の動き・・・・油断ならぬようだな・・・・」

そんなライデンの動揺には気づかず、ガトーがさらに続ける・・・

「ハッ・・・・先程接触した機体・・・・・ガルマ様はもとより、ランバ・ラル隊の報告にもなかったもの
でした。」

その言葉を聞いたライデンがつぶやいた・・・

「地球へ降りた、例の木馬のことも気になるが・・・・・・」

ライデンのその一言に、思い出したように応えるガトーだが・・・

「しかし少佐、たかが1隻の戦艦で戦況は変わりますまい・・・・・・」

それには否定的な見解を示した。
ガトーの言葉を返すようにライデンが続ける。

「・・・・・・いや・・・・・そうとも言い切れんぞ・・・・・・
現に・・・北米キャリフォルニアの部隊は、その1隻の木馬のために壊滅的な損害を受けている・・・・・」

そのライデンの意外な言葉にガトーは驚いた・・・


「!!・・・・・・
では・・・・・その木馬がこの大戦の行方を左右するモノになるやもしれぬと??・・・・・・」

ライデンは、来た当初の軽いノリとは打って変わって真剣な表情でそれに応えた。

「・・・・あるいは・・・・・・・・・
・・・今後、戦場が再び宇宙(そら)になる可能性もあるだろう・・・・・・
この機体の開発続行も我が軍が宇宙(そら)での優位性を保つために、必ず役に立つはずだ・・・
レム中佐から、ステキなプレゼントも預かってきてるしな・・・・・」


「レム中佐から??・・・・・・・・」


「そうだ・・・・この機体の改修案の設計図も預かってきた・・・・・・」

意外なライデンの言葉に、ガトーも驚きを隠せない・・・


「!!・・・・・・この状態で、すでに改修型なのでは??」

ライデンは”さあ?”という手振りを交えて応える。

「俺もまだ内容は見ていないので詳細はわからんが・・・・・・
なんでも、スラスター周辺の強化と、この機体用の新装備を追加すると聞いている・・・・・・」


「それは・・・・面白そうですな・・・・・」

その時、メカマンの一人が二人の元へ駆け寄ってきた。
ライデン達に敬礼する・・・・・・
メカマン
「少佐!・・・・ソロモンまで、あと1時間程で到着するそうです!」

「わかった・・・・
我々は、プリムスへ戻る・・・艦長によろしく」

メカマンは踵を合わせ、敬礼するとその場を離れていった。
「ハッ!失礼致します。」

ライデン
「戻ろう・・・・」

ガトー
「ハッ!・・・・」

ライデンは、ランチの方へ歩き出した・・・・・

ガトーはもう一度”ナナゼロ”を仰ぎ見た・・・そしてライデンに続いた・・・・・・





「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ランチはプリウスのMSデッキから発進し、再び旗艦プリムスへ戻っていく。
二人がプリムスへ戻り、ブリッジへ上がってくると宇宙要塞ソロモンが肉眼で見える距離まで来ていた。 別の空域へ哨戒の為に出撃する他の哨戒部隊のムサイ艦隊がすれ違っていく・・・・・


「今回は、ドズル中将にどつかれずに済みそうだな・・・・
色々手みやげがあることだし!
ところでガトー、レム中佐が気になることを言っていたんだが・・・・
ドムがなんとか・・・・・・」


「ハッ・・・・・ツィマッド社がドムの改造型のプロトタイプを完成させたという噂は、聞いておりますが・・・
私も陸戦用のモノしか見ておりません。
かなりの重装甲、その上、地上でも熱核ホバーで移動でき機動力も高いとか・・・・・」

ドムの鈍重なデザインがあまり好きでないライデンは、ちょっと投げやりぎみにボヤいた。
「フーン・・・・・・
では、空間用では何が変わるんだろうな・・・・・・」

その時、通信兵が二人の会話に割って入った。

通信兵
「少佐!・・・ソロモンより通信です・・・・・・・
・・・・・・待って下さい・・・・・ドズル中将からです!・・・・・」

ライデンとガトーは、通信モニターの前へ歩み寄る・・・・・・
程なくモニターが灯り、宇宙攻撃軍ドズル・ザビ中将の猛々しい姿が映し出された・・・
   
”ピュルルルーーー”


二人は、踵を合わせて敬礼した。


ドズル・ザビ
「ご苦労だったな!・・・・・ライデン!
・・・・・ん?・・・なんだ・・・ガトーも一緒だったのか?!!」

ガトーは敬礼したままの姿勢で答えた。

「ハッ閣下!少佐を出迎えにっ!」

ライデンもそれに便乗するように答える。

「閣下、おかげで手みやげが増えました(笑)・・・・・」

相変わらずのライデンのジョークをドズル・ザビは豪快に笑い飛ばす・・・
ガハハハッ!聞いておるわ!さすがは真紅の稲妻だな!
二人とも、久しぶりにうまいものを用意させてある・・・・・あとで俺のところへ来いっ!」

 
「ハッ!閣下!」

二人が敬礼すると同時にモニターは消え、通信は終了した。
ライデンは、してやったりっとした表情でガトーを見ると、親指を立てて言った。

「えらくご機嫌よかったな!お前のお陰だよ・・・」

ガトー
「いえ・・・・・当たり前のことをしただけです・・・・・少佐・・・・・」

程なくプリムス艦隊と、グワメル艦隊は、ソロモンへ入港した・・・・・・
港では、ドックのメカマンやMS専門のメカマン達があわただしく入港した艦と搭載MSのチェックにかかる。

ライデンとガトーは、ソロモンのメカマン達にグフを艦から降ろし、工場区画へ運ぶように指示すると、そのまま工場区画へ向かった。
エリオット・レムから預かったものをソロモンのMS技術部門へ届けるためである。

研究室へ着くと、早速、技術部の士官が敬礼し、ライデン、ガトーに挨拶する。
若い・・・といってもライデン、ガトーよりは年上の30代程前後の技術士官は、ライデンの高機動型ザクを担当していた。

技術士官
「お久振りです少佐!どうですか?R−2は??」


「ああ・・・・・最高だね・・・・・足が短いのを除けばな・・・・」

足が短いとは稼動時間の短さを指しているが、予想通りのライデンの言葉に、技術士官の大尉は半ば苦笑を交えて応える。
「ハハハハッ・・・・申し訳ありません!少佐。
あれでもインテグラル・タンクの容量は、R−1Aより増えているのですが・・・・」

ライデンは軍服のポケットから、1枚のデータディスクを取り出すと、技術士官に手渡した。
「連絡は来てると思うが、こいつを届けに来た。」

技術士官大尉
「ハッ・・・・・例のグフ高機動型の・・・・・」

技術士官は、ライデンからデータディスクを受け取ると、端末に入れてモニターに投影させた。

ライデンが食い入るようにモニターを見ながら聞く。
「・・・・・どうだ??」

モニターの図面を次々切り替え、真剣なまなざしで設計図を見ながら、技術士官はライデンに答える。

「・・・・・・少佐の仰る足の短さを解決するための改修設計図と言えますね・・・・・
それだけでなく、機動力の強化も盛り込まれております・・・・」


「ほ〜う・・・・どれくらいで、できそうか??」


「ハッ・・・改修部分は主にスラスター関係で、本体に手を加える箇所は殆どありません。
それほど時間はかからないでしょう・・・・・早くて1週間か・・・・遅くとも半月後には・・・・・」

ガトーは納得したように頷くと士官に言った。
「わかった・・・・
後で詳細な報告を頼む・・・・」


「ハッ!・・・・・・」

ライデンがそろそろ行こうとガトーを促す。

「では・・・・・閣下とお食事と行きますか・・・・・ガトー・・・・・・」

二人は研究室をあとにし、ドズル中将の元へと向かった・・・・・・
高機動型グフYMS−07R−0は生まれ変わる・・・
 
             
               ・・・・・・・・・新たなる力を手に入れる時は近い・・・・・・・
      ・・・・・・そして、それと共に始まる宇宙(そら)での戦いも幕を開けようとしていた・・・・・・・


 -エピソード 9 END-


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